コンタクトレンズを初めて装用する方へ
コンタクトレンズは「見る」という大切なものを補助してくれる「高度管理医療機器」。
コンタクトレンズを使用しない目より、装用する事により目にドライアイが悪化して角膜表面にキズが付きやすくなります。
レンズは装用する事で汚れが付着します。レンズケアを正しくせず使い続ける事でキズや結膜炎などトラブルになり、
完治するまで1週間以上コンタクトレンズ装用を中止となる事があります。
しっかりと「見える」という生活を続ける為に、あなたの目にあったコンタクトレンズが必要です。
1.「レンズの種類」。
使い捨てコンタクトレンズは1社のメーカーでも複数の1dayや2weekタイプを販売しております。
更にハードレンズなど沢山ある商品から、生活スタイルにあったコンタクトレンズを当店ではご提案しています。
2.「角膜形状にフイットしたレンズ」
体格も違うように角膜表面の形もそれぞれ違います。
コンタクトレンズは角膜とレンズの間にある涙の量で見え方も変わるのでレンズ度数も変化します。
そして瞬き時にレンズの動きも変化し、装用感に影響がでます。
購入を検討している商品を装用して視力検査や装用感の確認が必要となります。
3.「生活にあったレンズ度数」。
度数が強いと眼精疲労、また、若い世代でもスマホ、パソコンなどを長い時間見て「スマホ老眼」となり、
それが長い期間になると重篤となるケースもあります。
コンタクトレンズを目のトラブルを発生させない為、豊富な種類から目にあったレンズを選択することは自分では判断できません。
また、目の健康を維持するには自己管理と正しく継続できているか定期検査が必要です。
眼科でコンタクトレンズを選択できたあとは
「装用練習」
装用に慣れるまで多くの方は装用練習は最低でも3~40分、また点眼や目に物を近づけるのが苦手な方は
使用する本人が装用に慣れるまで数時間が掛かる事もございます。
目に酸素を!
黒目である角膜にコンタクトレンズを装用すると角膜をレンズが覆い隠してしまいます。
角膜は透明な器官で血管がなく、空気中から直接酸素を呼吸していますので酸欠が続くと内皮細胞が破壊され復元されません。
その為、コンタクトレンズの装用時間と酸素透過性が角膜にはとても重要となります。
使い捨てコンタクトレンズには裸眼の状態まで酸素透過する性能がある商品もあります。
正常な角膜内皮細胞 | 酸素不足などにより 減少した角膜内皮細胞 |
コンタクトレンズは物を見る、というとても大事な眼に直接つけて使用する為、誤った使用方法により眼障害につながるので正しい知識と自己管理が必要です。
自分の眼を守る為には、眼科専門医による眼の状態と視力を診察して、あなたの眼、そして生活スタイルにあったコンタクトレンズの選択を、定期的に相談しながら使用する事が大事になります。
コンタクトレンズはインターネットで、気軽に買えてしまう医療用具となっています。実際のコンタクトレンズを検査をせずに購入したり、他の人のコンタクトトを使うのはメガネの貸し借りよりもトラブルとなります。
レンズ度数が合わないと疲れ、頭痛、肩こりなどからドライアイになり、角膜へ傷がついてしまう事もあります。
慢性的な角膜へのダメージは抵抗力が弱まり細菌感染をおこしやすくなるので、目にゴミが入っているような違和感がある時や、目ヤニがでる時は早めの検診を。